「エリクソンの心理社会的発達段階」とは、心理学者エリク・エリクソンが考え出した、人の一生にわたる成長の8つの段階です。エリクソンはドイツ出身で、彼の理論は多くの人に認められています。
この理論によると、生まれてから年をとるまでのそれぞれの時期に、人は特別な心の課題に直面します。それをうまく乗り越えることで、心が健康に育つとされています。たとえば、小さい子どもの時期には「信頼か不信か」という課題があり、この時期にたくさんの愛情をもらうことで、世界を信じられるようになるのです。
中学生ぐらいだと、今直面しているのは「自分は誰か、将来どんな大人になりたいか」と考える時期で、「同一性対役割混乱」と呼ばれます。友達との関係や学校での経験を通じて、自分という人間を見つけていくのが大事な課題です。
例えば、サッカーが大好きな人は「将来はサッカー選手になりたい」と思うかもしれません。でも、勉強も大切だと感じて「学者にも興味がある」と考えることもあるでしょう。このように、自分の中でいろいろな可能性を考えるのが、この段階の特徴なんです。
エリクソンの理論は、心理学の用語だけでなく、自分自身を深く理解する手がかりをくれます。それぞれの段階で直面する課題をクリアすることで、自分らしさを確立し、満足のいく人生を送るための土台を作ることができるんです。


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