「エントロピー」という言葉、聞いたことありますか?これは、物理学の世界でよく使われる言葉で、ざっくり言うと、物事の乱れや無秩序さを表すんです。語源はギリシャ語の「エントロピア(entropia)」で、「変換」という意味があるんですよ。
例えば、部屋が散らかっている状態を想像してみてください。きれいに片付いている部屋よりも、物があちこちに散らばっている部屋の方が、エントロピーが高いって言えるんです。つまり、エントロピーが高いってことは、そのシステムがどれだけ乱れているか、ってことを示しているわけですね。
この言葉は、ドイツの物理学者ルドルフ・クラウジウスが1850年に導入したもので、もともとは熱力学の法則を説明するために使われました。熱力学では、エネルギーがどのように移動し、変換されるかを研究するんですが、エントロピーはその中で「熱がどれだけ無駄に散らばってしまうか」ということを表す指標として使われています。
でも、このエントロピーという考え方は、物理学だけじゃなくて、情報理論や生命科学、さらには経済学にも応用されているんです。例えば、情報理論では、情報の乱れや不確実性を表すのに使われたりもします。
ちょっと難しいかもしれませんが、要は「エントロピー」というのは、物事の乱れや混沌(こんとん)を数値で表したもの、ということです。日常生活で使うことはあまりないかもしれませんが、世の中のいろんな現象を理解するのに役立つ面白い概念なんですよ。


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